Drupalを使ってみる
Local環境の構築
私の利用環境ですが
- MacBookProM1(2021)モデル
- ローカルサーバー(DrupalをMac内で動かすために必要) Orbstack
- Local Docker環境 DDEV
- このWEBサイトはPHP8.3 , Drupal10.31 , MariaDB10.11 , CivicTheme1.8を使っています。
- ターミナル iTerm , Shell Zch
- エディター Vscord
となっています。
Drupalが動く環境を作る。
DrupalがPHPとDBで動くWEBアプリケーションのCMSなので、PHPやDBがMac内で動くように設定が必要です。
WordPressを利用している時に、ローカルサーバーとしてMAMPを使っていましたが、DrupalでDockerコンテナを使いたいのでDockerコンテナが動く環境を構築する必要があり、Dockerプロバイダー(Mac内にLinuxサーバーを構築するイメージ、WEBサーバーの機能がパッケージ化されています。)はOrbstackを使います。DockerコンテナはDockerデスクトップがメジャーですが、DDEVを使う際Orbstackが推奨されており、動作や安定性にも優れるのでOrbstackを使います。
Orbstackの利点はインストールが簡単で、ローカル環境ながら起動も動作(WEBページの表示速度など)も早く、標準でSSL機能が使えます。MAMPもSSLは使えるのですが、設定が結構面倒であることがあり、私自身WordPressをローカルで動かす場合は有料版のMAMP Proを使っています。
Orbstackのインストール
OrbstackのWEBサイト(Opens in a new tab/window)
Orbstackのダウンロードページ(Opens in a new tab/window) ここからZip形式でダウンロードし他のアプリ同様ダウンロードしたZipを解凍しアプリをアプリフォルダに移動するだけでインストール出来ます。Home Brewでのインストールも出来ますので、非常に簡単に導入出来ます。
Orbstackのドキュメンテーション(Opens in a new tab/window) インストール後、アイコンをクリックすれば起動します。ドキュメンテーションにもありますが、ターミナルからのコマンドでも起動します。
DDEVのインストール
Orbstackのインストールが完了したらDDEVをインストールします。DDEVはDockerコンテナを手早くMacで使えるようにしてくれます。
DDEVのWEBサイト(Opens in a new tab/window)
DDEVのドキュメンテーション(Opens in a new tab/window)
DDEVの良さにCMSの簡易インストールが用意されています。Drupalも簡易インストールが用意されておりComposerを使い数ステップでDrupalがMac上にインストールされ直ぐに利用出来ます。
Drupalのインストール
DDEVのインストールが完了したら、いよいよDrupalをインストールします。
Drupal公式サイト(Opens in a new tab/window)
注釈 DDEVの補足
DDEVをインストールしたら、nssのインストール,mkcertのインストール,mutagenの設定を行います。
nss(Opens in a new tab/window) httpsを使用する為のクライアント及びサーバーのライブラリ
mkcert(Opens in a new tab/window) ローカル環境でhttpsのSSL証明書を発行するライブラリ
mutagen(Opens in a new tab/window) ディレクトリの高速同期ツール
私がつまづいたのが、brew installのインストールフォルダがIntel Macの設定になっておりパスを変更する必要がありRozettaのエラーで先に進まなくなっていました。過去にIntel Macを使っていた際の設定がM1 Macに変更後もそのままになっていたので良い機会なのでHomeBrewを入れ直し対応しました。
※ /opt/homebrew/ AppleSiliconのHomeBrewのインストール先
※ /usr/local/Homebrew Intel MacのHomeBrewのインストール先
DrupalCoreとPHPのバージョン
Drupal Coreが指定するPHPのバージョンとローカルで有効になっているPHPのバージョンが合っていないとDrupalのインストールが出来ないのでインストールするDrupal Coreの指定するPHPのバージョンを使用してください。
% php -v ※PHPのバージョンを確認しましょう。
Direnvを使い複数のPHPバージョンを作業フォルダー毎に割り当てると、使いたいDrupalのテーマなどが指定するDrupalのバージョンに合わせて、Drupal Coreを使い分け複数のバージョン違いのプロジェクトを使うことが出来ます。ThemeによってはDrupal10で不具合が出るものもあります、あえてDrupal10以前を使う必要があるケースも出ると思いますので、そのような場合にDirenvを使うと便利です。
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